降りしきる雨の音に目を覚ます。

分厚い雲のせいか外はまだ薄暗い。

いや、枕元の時計を見れば、時間はまだ四時前後。

道理で、と思う。

しかし、いつもはこんな早くに目が覚めることなどない。

何故? と一瞬考えたところで、意識が覚醒した。



……ええ。

昨日の夜、暑かったから窓全開だったのですよ。

部屋中水浸しっ